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ブルゴーニュ・デ・フランドル醸造所見学@ブルージュ [多分滅多にないミュージアム]

2016年6月に行った、ベルギー&オランダ旅行のネタを紹介中。
3日目午前中のブルージュ観光締めくくりはビール醸造所見学です☆




マルクト広場にそびえる鐘楼の裏手側の路地裏にあるこちらが
「ブルゴーニュ・デ・フランドル醸造所」。
西フランダース伝統のレッドブラウンビール(エールビール)を作ってます。
ブルゴーニュ・デ・フランドルは、そのブランド名です。




1785年にロッペムでビール醸造を初めた初代オーナーの息子が、
1825年にブルージュ中心部に醸造所を設立したんだけど、
2度の世界大戦のダメージと、第一次世界大戦以降のラガービール人気の影響で1957年に閉鎖。
それが2015年に再建されて、2016年の3月に見学ができる醸造所としてオープンしたんです。
ちなみに場所は昔あった場所とは微妙に違うみたいです。



iPhoneの魚眼で全景撮影。路地が狭かったので活躍♬




これは中庭から入口を向いた写真。私が訪れた時は、まだ3ヶ月も経ってなかったんですね〜。
ブルージュはほぼ毎年行ってたのに、知らなかったのも当然です(^^;
醸造所見学と言うと工場見学的なのを想像しますが、ここは観光施設としてアレンジされていて、
ミュージアムスタイルで醸造所の歴史とビール醸造を学ぶことがメインです。
敷地奥にはレストランが併設されていて、この日のランチはここでした☆




中庭にあったオブジェ。この左手が見学施設の入口。
ベルギーなのに何故フランスのブルゴーニュ? って思いましたが、アレですね、
大昔、この辺りはブルゴーニュ公国の一部だったからですね。歴史知らんとあかんわー。
ブルゴーニュ・デ・フランドルはフランス語で「フランダースのブルゴーニュ」という意味です。




2階へと向かう途中に醸造所ファミリーのポートレートが飾られていました。




この奥の扉がいわゆるオーディオルームみたいな感じになっていて、
ムービーで醸造所の歴史を学びます。




寝室を模した部屋で、醸造所の歴史を歴代オーナーたちが語ってくれました。
ちょっとディズニーのアトラクションっぽいかも?(^^;




ディズニーっぽいって感じるのは、何かゴーストたちが喋っている感じだからですね。




見づらいですが、日本語字幕あり! いかにブルージュは日本人観光客が多いのかがわかります。




施設のあちらこちらにモグラのイラスト発見。こーゆーの、すぐ気になっちゃう(^^)




これは小さい子供用のアトラクションで、見学に飽きちゃわないように探すゲームですね。
(確かそうだったと思いました…他の博物館でそうだったから、ガイドさんに聞いた記憶が)
最終的にモグラを何匹見つけられたか? ってゲーム。所々分かりづらい場所にいる(笑)
しかし、そういえば何で1702なんだろう? それは聞かなかったナ。




ガラス張りの通路を通って、隣の建物へ移動。下に発酵タンクがあります。




「シー! ☓☓個のイーストがここで一生懸命働いてます」って書かれていてナイス。
その音がしたんだったか忘れましたが(笑)
もやしもん風に言うと、オリゼーがかもしてるところですねー☆




…ツアーにスカートの人いなくて良かった(^^;




振り返って撮影。今通ってきた建物の段々お屋根が見えました。
古い建物と建物を、ガラス張りの通路でつなぐなんてオサレですねー☆




隣の建物に入りました。うーん、こーゆー屋根裏部屋に住みたい(^^)




ミュージアムっぽい展示が所々にあります。




隣の建物では、ビール醸造について学びます。




このビールの原料はコレ! みたいな感じ。




奥の引き出しにはホップが入ってました。
前日にホップ畑を見学していたお陰で、あーコレコレって、何か親しみが持てましたね〜(^^)




我々のツアーにはガイドさんが付いていて説明してくれましたが、
各国言語の音声ガイドアナウンスがあり、日本語もありました☆




醸造所ってこんな設備があるんだよ〜という見取り図。




タンクの説明をするガイドさん。オーナーファミリーの方でした。
しかし、写真撮りながらだと説明は半分しか聞こえていない感じになるので、
これが何のタンクだったかは忘れてしまいました(^^; ゴメン、ガイドさん。




この建物の上からだと、マルクト広場の鐘楼がよく見えました。




見下ろすと、さっき通ってきたガラス張りの通路がよく見えます。




魚眼だとこんな感じ。
こうやって写真見ると、3階のベランダ部分に出て撮影していたのがわかりますね。




この窓から覗いた鐘楼が、醸造所の入口にあった看板のモチーフになってます(2枚目の写真です)。




ボトルには鐘楼がそのままデザインされてますね。




こんな所にティメルマンスのオウド・グーズ。ランビックビールです。
実は1957年に倒産(って歴史に書いてないけど、要はそうよね)した後、
オーナーは他の醸造所に西フランダース伝統のビールの作り方を指導しつつ、
醸造所の再建を目指していたワケで、その第一歩としてブリュッセル近郊の
イッテルビークにあるティメルマンス醸造所で、ブルゴーニュ・デ・フランドルを再び
作り始めたんですよ。で、現在のブルゴーニュ・デ・フランドルは、ティメルマンス醸造所の
ランビックビールと伝統のレッドブラウンビールをブレンドしたビールになったんですね。
ちなみに、オリジナルのビールは今もブルゴーニュ・デ・フランドル醸造所で製造してます。
…まあ、混ぜる前のヤツ、売るだけですもんね(笑)




アンティークな道具の上にもモグラ発見(^^)




これは瓶に栓をする道具かな?




見逃しそうなモグラ(笑)




製品が並んでいる棚の左に、タップが付いてるのわかるかな?




ここで実際にビールを注ぐ体験ができます。
グラスを傾ける角度が難しいんですよね(^^)
…普段はここで試飲ができたのかは失念しました(^^;




見学の最後に見たこれは、発酵タンクの中身かな?




発酵タンク施設内にもしっかりモグラが潜んでました(笑)




ツアー終了。ビール好きは「もういいから早く飲ませろー」って叫ぶ所ですね。
その期待にお応えして、見学施設の出口はレストランに直結してました☆

(続きます)

[ブルゴーニュ・デ・フランドル醸造所@ブルージュ]


https://www.bourgognedesflandres.be/en

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コメント 3

hanamura

日本の酒蔵やビール工場見学とは別世界!異次元?
ためになる。勉強になる。うれしい。たのしい。超越してる!
私の知り得る知識では、安野光雅師の画の世界に入れる場所かと?
by hanamura (2019-12-04 06:21) 

gon

hanamura さま

安野光雅さんを存じ上げなかったのでググりました(^^;
素敵な絵を描かれる方ですね〜。
ブルージュの街に居ると、こんな絵描けたらいいな〜と思います☆
by gon (2019-12-06 03:46) 

gon

(。・_・。)2k さま、@ミック さま、kame さま、
ハマコウ さま、tochi さま、xml_xsl さま、ありさ さま、
鉄腕原子 さま、ちょろっとぶぅ さま、いっぷく さま、
SWEET さま、ネオ・アッキー さま、kiyokiyo さま、
ピストン さま、デーン さま、
ご訪問&Niceをありがとうございました♬
by gon (2019-12-06 03:49) 

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