ゴッホが描いたニューネンでサイクリング♬[父の教会と記念碑と古い大木] [風景。]
2016年ベルギー&オランダ旅行の、オランダ編を紹介中。
オランダ編は日本人が大好きな画家、ゴッホが旅のテーマになってます♪
1883年の暮れから2年間、ゴッホが住んでいたニューネンをサイクリング中♬
ニューネンの町外れからフィンセンターがある通りに戻って、そのままちょっと北上した場所に
ゴッホの父親の赴任先だった教会が残っていました。
↓ 場所はココ ↓
…良かった、この教会はちゃんとグーグルマップに出ていた(^^;
入口には「駐車禁止」とあるだけで、見学不可にはなっていませんでしたが、
ここは見学できませんでした。今は教会ではなく貸しホールになっているからですかね(^^;
なのでフェンスの外から撮影。現在の名前は「van Gogh Kerkje」になってるんですが、
Kerkjeは教会(Kerk)の縮小形、つまり、小さい教会という意味になります。確かにちっちゃい。
ここでもまた、当時プロテスタントの力がいかに弱かったのかが伺われます。
現在は結婚式なんかのセレモニーに使われているみたいですが、80人収容できるそうです。
望遠でも撮影しました。オランダ改革派の教会で、19世紀初頭に建てられたものだそうです。
ゴッホは1884年2月に、母親のためにこの教会を描いたのだとか。
村外れにあった古い教会の塔となんとなく形が似ているから、どうも混同しちゃうけど、
こっちの方がずっと小さいんですよね(^^;
ゴッホの父親の教会の近くに、サイクリング・ルートの看板がありました☆
…余談ですが、オランダはベルギーより標識が小さいです(^^;
そしてBergってオランダ語で山の事なんですけど、どう考えても高い場所がないオランダ(・∀・;)
フィンセンター方面にちょっと戻った場所にある三角州のようなエリアに、
ヒルド・クロップが制作したゴッホ没後40年記念モニュメントがありました。
バイエルン地方の岩で作られた石臼の土台は暗いニューネン時代を表し、
上に立てられた南フランス産の玄武岩は明るいフランス時代を表しているそうです。
だからフランスの太陽も付いているんですね〜。
しかし、石臼部分に「ゴッホはこの村で1883年12月から1885年11月まで働いていた」
って書かれているのはイタいな(・∀・;) ←働く=絵画制作をすると意味だとは思うけど。
↓ 場所はココ ↓
そして何故か、このゴッホの記念碑もグーグルマップには記載されていません(^^;
上の地図は近くのレストランで検索して拾いました。マーカーの斜め上の三角州が広場になっていて、
そこに記念碑があります。このレストランは広場をテラス席に使っているみたいです。
この広場にはいかにも由来がありそうな古い大木もありました。
なのにグーグルマップに記載されていない謎(^^; 広場に名前がないからかな?
これはかつてニューネンのシンボルだったセイヨウシナノキ(菩提樹の仲間)。
ドイツ語でリンデンバウムって言うやつです(オランダ語はリンデボーム)。
囲いの外に設置された案内板に樹齢は書かれていませんでしたが、幹の周りは6.5メートルで、
何世紀もの間、ここにあると書かれていました。ネットで調べたら樹齢400年以上だろうって。
ということは、ゴッホが暮らしていた時にもあったんですね(^^)
セイヨウシナノキの横にあったこの案内板をよくよく読んでみたら、ここは東西南北からの
街道が交わるニューネン村の中心部で、以前は村役場もあったんだそうです。
昔の写真に、元気だった頃の大木の姿が残されています(^^)
ウィキったら、この木は中世ヨーロッパで自由の象徴とされていたんだとかφ(..)メモメモ
残念ながら、この木は病気で幹が空洞になり、1994年に頭(王冠って言うんですね)が
切り落とされてしまったのだそうです。下から覗くと、確かに虚があります。
トトロが住んでいるヤツかも(^^)
調べたら、火口菌が原因だとか。火口菌って何かなーと思ったら、ツリガネダケ。
サルノコシカケみたいなキノコの一種でした。木を枯らしちゃうんですねー(T_T)
別角度でもう1枚。頭を落とされても元気なんだーと思ってたんですけど、この大木について
ネットで調べていたら地元新聞の記事に行き当たりました。
去年の年末、頭を切り落として25年後という事で、とある団体が空洞の幹の中に
新しいセイヨウシナノキを許可なしで植えてしまったんだそうです(・∀・;)
(この団体の正体がイマイチ検索しても出てこないんで紹介できないんですけど)
クレーンで苗木を釣り上げている映像が出てました。
ところが春になったら新しい苗木が育って、元の古木を痛めている事が分かったそうで(T_T)
このままだとニューネンのモニュメントである古い大木の寿命を縮めることになるそうです。
新しい木を撤去するのかな? どうなっちゃうのか気になりますね…。
…余談ですが、ググっていて見つけた日本の記事には、この大木の頭が切り落とされたのは
落雷による火事が原因だって書かれてました。
ええっ、案内板にも病気って書かれてるのに(オランダ語だけど)何故そんな誤報が??
やはり情報は原語に戻って確認しないとあかんですワ(T_T)
三角州の近くにあった建物。茅葺屋根だから写真撮ったんだっけかなと思っていたら、
ちゃんと訳あり物件でした(笑)これは1763年に建てられた機織り工の家で、
ゴッホの時代のニューネンはたくさんあったんだそうです。現在はこの1軒が保存され、
国定記念物(でいいのかな。ナショナル・モニュメント)になっています。
ゴッホはニューネンに居た頃、農民だけでなく機織り工の絵もたくさん描きました。
…って、ブラバントのゴッホサイト見て書いてたんだけど、グーグルマップを見たらココ、
ホテルになっている(・∀・;) 最近の事なんだろーか? 謎です。
(続きます)
[ニューネンはココ]
https://www.vangoghbrabant.com/en/home/nuenen
オランダ編は日本人が大好きな画家、ゴッホが旅のテーマになってます♪
1883年の暮れから2年間、ゴッホが住んでいたニューネンをサイクリング中♬
ニューネンの町外れからフィンセンターがある通りに戻って、そのままちょっと北上した場所に
ゴッホの父親の赴任先だった教会が残っていました。
↓ 場所はココ ↓
…良かった、この教会はちゃんとグーグルマップに出ていた(^^;
入口には「駐車禁止」とあるだけで、見学不可にはなっていませんでしたが、
ここは見学できませんでした。今は教会ではなく貸しホールになっているからですかね(^^;
なのでフェンスの外から撮影。現在の名前は「van Gogh Kerkje」になってるんですが、
Kerkjeは教会(Kerk)の縮小形、つまり、小さい教会という意味になります。確かにちっちゃい。
ここでもまた、当時プロテスタントの力がいかに弱かったのかが伺われます。
現在は結婚式なんかのセレモニーに使われているみたいですが、80人収容できるそうです。
望遠でも撮影しました。オランダ改革派の教会で、19世紀初頭に建てられたものだそうです。
ゴッホは1884年2月に、母親のためにこの教会を描いたのだとか。
村外れにあった古い教会の塔となんとなく形が似ているから、どうも混同しちゃうけど、
こっちの方がずっと小さいんですよね(^^;
ゴッホの父親の教会の近くに、サイクリング・ルートの看板がありました☆
…余談ですが、オランダはベルギーより標識が小さいです(^^;
そしてBergってオランダ語で山の事なんですけど、どう考えても高い場所がないオランダ(・∀・;)
フィンセンター方面にちょっと戻った場所にある三角州のようなエリアに、
ヒルド・クロップが制作したゴッホ没後40年記念モニュメントがありました。
バイエルン地方の岩で作られた石臼の土台は暗いニューネン時代を表し、
上に立てられた南フランス産の玄武岩は明るいフランス時代を表しているそうです。
だからフランスの太陽も付いているんですね〜。
しかし、石臼部分に「ゴッホはこの村で1883年12月から1885年11月まで働いていた」
って書かれているのはイタいな(・∀・;) ←働く=絵画制作をすると意味だとは思うけど。
↓ 場所はココ ↓
そして何故か、このゴッホの記念碑もグーグルマップには記載されていません(^^;
上の地図は近くのレストランで検索して拾いました。マーカーの斜め上の三角州が広場になっていて、
そこに記念碑があります。このレストランは広場をテラス席に使っているみたいです。
この広場にはいかにも由来がありそうな古い大木もありました。
なのにグーグルマップに記載されていない謎(^^; 広場に名前がないからかな?
これはかつてニューネンのシンボルだったセイヨウシナノキ(菩提樹の仲間)。
ドイツ語でリンデンバウムって言うやつです(オランダ語はリンデボーム)。
囲いの外に設置された案内板に樹齢は書かれていませんでしたが、幹の周りは6.5メートルで、
何世紀もの間、ここにあると書かれていました。ネットで調べたら樹齢400年以上だろうって。
ということは、ゴッホが暮らしていた時にもあったんですね(^^)
セイヨウシナノキの横にあったこの案内板をよくよく読んでみたら、ここは東西南北からの
街道が交わるニューネン村の中心部で、以前は村役場もあったんだそうです。
昔の写真に、元気だった頃の大木の姿が残されています(^^)
ウィキったら、この木は中世ヨーロッパで自由の象徴とされていたんだとかφ(..)メモメモ
残念ながら、この木は病気で幹が空洞になり、1994年に頭(王冠って言うんですね)が
切り落とされてしまったのだそうです。下から覗くと、確かに虚があります。
トトロが住んでいるヤツかも(^^)
調べたら、火口菌が原因だとか。火口菌って何かなーと思ったら、ツリガネダケ。
サルノコシカケみたいなキノコの一種でした。木を枯らしちゃうんですねー(T_T)
別角度でもう1枚。頭を落とされても元気なんだーと思ってたんですけど、この大木について
ネットで調べていたら地元新聞の記事に行き当たりました。
去年の年末、頭を切り落として25年後という事で、とある団体が空洞の幹の中に
新しいセイヨウシナノキを許可なしで植えてしまったんだそうです(・∀・;)
(この団体の正体がイマイチ検索しても出てこないんで紹介できないんですけど)
クレーンで苗木を釣り上げている映像が出てました。
ところが春になったら新しい苗木が育って、元の古木を痛めている事が分かったそうで(T_T)
このままだとニューネンのモニュメントである古い大木の寿命を縮めることになるそうです。
新しい木を撤去するのかな? どうなっちゃうのか気になりますね…。
…余談ですが、ググっていて見つけた日本の記事には、この大木の頭が切り落とされたのは
落雷による火事が原因だって書かれてました。
ええっ、案内板にも病気って書かれてるのに(オランダ語だけど)何故そんな誤報が??
やはり情報は原語に戻って確認しないとあかんですワ(T_T)
三角州の近くにあった建物。茅葺屋根だから写真撮ったんだっけかなと思っていたら、
ちゃんと訳あり物件でした(笑)これは1763年に建てられた機織り工の家で、
ゴッホの時代のニューネンはたくさんあったんだそうです。現在はこの1軒が保存され、
国定記念物(でいいのかな。ナショナル・モニュメント)になっています。
ゴッホはニューネンに居た頃、農民だけでなく機織り工の絵もたくさん描きました。
…って、ブラバントのゴッホサイト見て書いてたんだけど、グーグルマップを見たらココ、
ホテルになっている(・∀・;) 最近の事なんだろーか? 謎です。
(続きます)
[ニューネンはココ]
https://www.vangoghbrabant.com/en/home/nuenen
2020-12-01 03:17
nice!(13)
コメント(5)
静岡浅間神社に幹が空洞の木があって、子供の頃は登っていました。
最近は柵が出来て登れないのですが、木は元気に繁っています。
by hanamura (2020-12-01 10:05)
小さくて可愛い教会ですね。
今も使われているっていいなあ(^^)
by JF (2020-12-01 15:40)
hanamura さま
私も子供の頃は木登り大好きでした☆
幹が空洞になっても元気に繁っているのって、いいですよね〜(*^^*)
by gon (2020-12-04 04:27)
JF さま
オランダ人は古い教会を本屋さんにしちゃいますが(笑)
壊さないで使い続けるのは良いと思います(^^)
by gon (2020-12-04 04:29)
kiyokiyo さま、xml_xsl さま、koo さま、tarou さま、
鉄腕原子 さま、@ミック さま、ハマコウ さま、あおたけ さま、
ありさ さま、(。・_・。)2k さま、Edy さま、
ご訪問&Niceをありがとうございました♬
by gon (2020-12-04 04:33)